この記録について
トクマスのクロスワード 9×9の練習問題 No.12 を、スマートフォンと同じ大きさの画面で、最初から最後まで解きました。言葉は30語(ヨコ14・タテ16)、白いマスは62、二重マスは4つ(A〜D)です。
解く順番は、この記事で説明する作戦どおりに決めました。
- 2〜3文字の言葉を全部(ヨコの番号順、次にタテの番号順)
- 残りの長い言葉を、盤に出ている文字の割合が高い順に(1語入れるたびに数え直す)
入れる言葉は問題の答えのとおりで、順番だけを作戦で決めています。マスを押して、下の50音のボタンで1文字ずつ入れました。人が考える時間の代わりに、短い言葉は1語11秒、長い言葉は1語24秒あけてから入れています。入力のしかたはクロスワードの遊び方で説明しています。
9×9 は何がむずかしい?
トクマスの練習問題(7×7 と 9×9 が各60問)を数えると、9×9 は言葉が7×7 の1.6倍あり、7文字の言葉も出てきます。短い言葉だけで埋まるマスの割合が下がるので、長い言葉を、手がかりの少ないまま考える場面が増えます。
| 数えたこと(各60問の平均) | 7×7 | 9×9 |
|---|---|---|
| 言葉の数 | 20.7語 | 33.9語 |
| 白いマス | 37.2 | 61.2 |
| いちばん長い言葉 | 4〜6文字(6文字は14問) | 4〜7文字(7文字は17問) |
| 2〜3文字の言葉の割合 | 74% | 68% |
| 2〜3文字の言葉を全部うめたとき、埋まる白いマス | 79% | 71% |
| そのとき、5文字以上の言葉で分かっている文字 | 56% | 48% |
| 二重マス | 4〜5つ | 4〜6つ |
2〜3文字の言葉を、先に全部うめる
まず、カギの一覧から2〜3文字の言葉だけを選んで入れました。No.12 では22語です。そのうち「アム」と「タナ」の2語は、ほかの言葉を入れたときに、もう全部の文字が埋まっていました。
このとき、長い言葉の盤はこうなっていました(?は空いているマス)。どの言葉も、半分ほどの文字が分かっています。
| 言葉 | 盤の文字 | 答え |
|---|---|---|
| ヨコ1 | ?ヨ?キ??イ | ショッキアライ |
| ヨコ10 | ?ンドネ?ア | インドネシア |
| ヨコ23 | キ?ウカシ? | キョウカショ |
| ヨコ29 | ミ??シ?ン? | ミタラシダンゴ |
| タテ6 | ?イリ?ウ?? | テイリュウジョ |
| タテ10 | ??タ?ネツ? | インターネット |
| タテ4 | ?バ?リ | アバシリ |
| タテ19 | サ?ナ? | サヨナラ |
短い言葉は答えがすぐ浮かびやすく、1語入れるたびに、交わる長い言葉の文字が増えます。分からない短い言葉は、とばしてかまいません。あとで長い言葉が入ると、その文字が手がかりになります。
長い言葉は「形」で読む
長い言葉は、カギだけで考えるより、盤に出ている文字の並び(形)と合わせて考えます。最初に選んだのは、6文字のうち4文字が分かっているヨコ10です。
「?ンドネ?ア」の形だけでも、答えの見当がつきます。カギと合わせて「インドネシア」。空いている2マスに「イ」と「シ」を入れました。
1語入ると、交わる言葉の手がかりが増えます。インドネシアの「シ」で、タテ4 は「?バシリ」になり、カギの「オホーツク海の流氷観光で知られる北海道の市」から「アバシリ(網走)」が決まりました。
小さい字も1マス:ヨ・ユ・ツ・ヤに気をつける
次はヨコ23。「キ?ウカシ?」の6文字で、カギは「学校の授業で学習の中心に使う本」です。答えの「キョウカショ」は、声に出すと「キョ・ウ・カ・ショ」の4つの音ですが、小さい「ョ」も1マス使うので6文字です。マスには大きい「ヨ」で入れます。
9×9 の60問の盤に出てくる「ヨ」98回のうち60回(61%)は、ほんとうは小さい「ョ」でした。「ユ」は48%、「ツ」は38%、「ヤ」は34%が小さい字です。交わる文字にこの4つが出てきたら、「〜ショ」「〜ュウ」「〜ッ〜」「〜ャ」のような、小さい字の入る言葉を思い出すと近道です。
No.12 でも、ヨコ1 の「?ヨ?キア?イ」は「ショッキアライ(食器洗い)」、タテ6 の「?イリ?ウ?ヨ」は「テイリュウジョ(停留所)」で、どちらも「ヨ」は小さい「ョ」でした。
二重マスの言葉から逆算する
二重マス(A〜D の印のマス)の文字は、50音のボタンの下の欄に順に並びます。短い言葉を入れ終えたところで、A・B・C の3つが埋まっていました。
D のマス(6行1列)は、タテ10 の4文字目です。二重マスの言葉が「クッキー」だと分かれば、まだ手つかずのタテ10 に1文字ぶんの手がかりが増えます。毎日の問題では、二重マスの言葉がその季節の「今日の合言葉」になっているので、季節や行事から想像するのも手です(手が止まったときのコツ)。
最後の1語で、クリア
残りの長い言葉も、分かっている文字の多いものから入れていき、最後に残ったのはタテ10(7文字)でした。盤は「イ?タ?ネツ?」。二重マスから分かった「ー」を入れると「イ?ターネツ?」になり、カギの「世界中のコンピューターを結ぶ通信網」から「インターネット」です。小さい「ッ」は、短い言葉の「ツナグ」で、もう「ツ」が入っていました。
| 順番 | タイム | 入れた言葉 |
|---|---|---|
| 1〜10語目 | 02:09 | ヨコの短い言葉:ツバ・シアイ・ムリ・リンク・タイ・スウ・タカサ・ネタ・ツナグ・ナル |
| 11〜20語目 | 04:14 | タテの短い言葉:ヨサン・キツネ・イシ・ドア・アンズ・オカキ・ガカ・ウルシ・シテン・グミ(アム・タナ は、もう埋まっていた) |
| 21語目 | 04:49 | ヨコ10 インドネシア(?ンドネ?ア) |
| 22語目 | 05:14 | タテ4 アバシリ(?バシリ) |
| 23語目 | 05:47 | ヨコ23 キョウカショ(キ?ウカシ?) |
| 24語目 | 06:12 | タテ19 サヨナラ(サヨナ?) |
| 25語目 | 06:38 | ヨコ1 ショッキアライ(?ヨ?キア?イ) |
| 26語目 | 07:04 | ヨコ29 ミタラシダンゴ(ミ?ラシ?ン?) |
| 27語目 | 07:30 | タテ6 テイリュウジョ(?イリ?ウ?ヨ) |
| 28語目 | 07:59 | タテ10 インターネット(イ?タ?ネツ?) クリア |
タイムは、1語ごとに11〜24秒あけて操作したときのものなので、人が解く時間の目安にはなりません。
ふり返り:9×9 を解くコツ
9×9 の60問すべてで、解く順番を変えたときに、5文字以上の言葉(283語)に取りかかる時点で、どれだけ文字が分かっているかを数えました。
| 解く順番 | 長い言葉に取りかかるとき、分かっている文字 | 1文字も分からないまま取りかかる長い言葉 |
|---|---|---|
| カギの一覧の順(ヨコを全部 → タテを全部) | 平均37% | 148語(52%) |
| 番号の小さい順(ヨコとタテをまぜて) | 平均33% | 65語(23%) |
| 2〜3文字の言葉を先に全部 → 長い言葉は番号順 | 平均63% | 2語 |
| 2〜3文字の言葉を先に全部 → 長い言葉は分かっている文字の多い順(この記録の順) | 平均62% | 0語 |
- 2〜3文字の言葉を先に全部: これだけで白いマスの7割が埋まり、長い言葉に取りかかるときに分かっている文字は、2倍近くになります。
- 長い言葉は、分かっている文字の多いものから: 1文字も分からない長い言葉に取りかかることがなくなります。最初に取りかかる5文字以上の言葉は、平均で67%の文字が分かっていました。
- ヨ・ユ・ツ・ヤ は、小さい字かもしれない: 9×9 の盤の「ヨ」の6割は、ほんとうは小さい「ョ」です。文字数が合わないと感じたら、小さい字が入っていないか考えます。
- 「ン」と「ー」で始まる言葉はない: トクマスの辞書の2,546語に、「ン」か「ー」で始まる言葉は1つもありません。最後の文字は「ン」「イ」「ル」「ウ」が多く、この4つで28%です。最後の1文字だけ分からないときは、この4つから試すと早く見つかります。
- 二重マスの言葉から逆算する: 二重マスの文字が半分ほどそろったら、言葉を想像して、残りのマスの手がかりにします。
それでも分からない言葉が残ったときの「答え合わせ」と「1文字ヒント」の使いどころは、クロスワードで手が止まったときのコツにまとめています。7×7 を1問解いた記録はクロスワードを1問、実際の画面で解いた記録にあります。