この記事でわかること
ナンプレで手が止まるのは、たいてい「どこから手をつければいいか分からない」ときです。この記事では、いちばんよく使う2つの見方を、トクマスの実際の問題を使って説明します。
- ここしか入らない: 1つの数字に注目して、その数字を置ける場所が1マスしか残っていないところを探す
- この数字しか入らない: 1つのマスに注目して、そのマスに入れられる数字が1つしか残っていないものを探す
トクマスの「やさしい」の問題300問のうち299問は、「ここしか入らない」と、空きが1マスだけになった列を埋める「最後の1マス」だけで解けます(残りの1問も、「この数字しか入らない」を1回使うだけです)。
1. ここしか入らない(ブロックで探す)
下の図は「やさしい」の問題の、はじめの盤面です。左上のブロック(青)には空きマスが4つあります。ここで「3はどこに入る?」と考えてみます。
- 1行目の右端に3があります。1行目には3がもう入らないので、左上のブロックの1行目の空き2マスには3は入りません。
- 1列目のいちばん下に3があるので、2行1列にも入りません。
- 残る空きマスは2行3列だけ。左上のブロックで3を置けるのはここだけなので、2行3列は3に決まります。
盤面にある同じ数字から、縦と横に線を伸ばすつもりで見るのがコツです。線がかかったマスには、その数字は入りません。ブロックの中で線がかからないマスが1つだけ残ったら、そこが答えです。
2. 行と列でも同じように探せる
「ここしか入らない」はブロックだけでなく、行(横の並び)と列(縦の並び)でも使えます。たとえば、ある行で「7」がまだ入っていないとき、その行の空きマスそれぞれについて「同じ列か同じブロックに7があるか」を見ます。7を置けるマスが1つしか残らなければ、そこが7です。
ただ、行や列は9マスが一直線に並んでいて、ブロックより見落としやすくなります。トクマスのヒントも、まずブロックで探し、見つからなければ行、列の順に探しています。
3. この数字しか入らない(マスで探す)
今度は数字ではなく、1つのマスに注目します。下の図の赤丸のマス(2行6列)と同じ行・列・ブロック(青)を見てください。
青い範囲には、2以外の8種類の数字がすべて見つかります。つまり、このマスに入れられるのは「2」だけです。
この見方は、数字がたくさん入っている行や列が交わるマスで見つかりやすくなります。ただし、8種類を数え上げる手間があるので、ふだんは「ここしか入らない」を先に探し、手が止まったときにこちらを使うと効率よく進みます。
4. 見つからないときの探し方
- 1から9まで順番に: 「1はどこ?」「2はどこ?」と、数字を1つずつ決めて盤面を見ていきます。気が向いたところから見ると、同じ数字ばかり見て、ほかを見落とします。
- たくさん入っている数字から: 盤面に7個入っている数字は、残り2か所を探すだけです。数字パッドの右の小さな数(あといくつ置けるか)が少ない数字から見ると早く見つかります。
- 1つ入れたら、その周りを見直す: 新しく入れた数字は、同じ行・列・ブロックのほかのマスの候補を減らします。入れた直後に、そのまわりでもう一度探すと、続けて決まることがよくあります。
- それでも止まったら、メモを書く: 空きマスに候補を書き出すと、次の段の考え方が使えるようになります。メモの使い方とペアで説明しています。
5. トクマスでの練習のしかた
「やさしい」で「ここしか入らない」を、「ふつう」で「この数字しか入らない」も使う練習ができます。トクマスの「ふつう」300問をプログラムで解くと、「この数字しか入らない」を使ったのは20問(7%ほど)で、ほとんどは「ここしか入らない」を見つける力で解けます。
ヒントを使うと、どちらの見方で決まったのかが説明に出ます。答えを見るためではなく、「どこを見れば見つかったのか」を確かめるために使うと、次から自分で見つけやすくなります。