この記事でわかること
トクマスでは「ノノグラムは、当てずっぽうなしで最後まで解ける」と書いています。本当にそうなるのかを、実際の問題で確かめた記録です。使ったのは、2026年9月20日(日)の毎日の問題(15×15・全225マス・塗るマスは123)です。
結果を先に書くと、行と列を3往復した時点で、225マスがすべて決まりました。途中で「塗るか塗らないか分からないから、とりあえず塗ってみる」という場面は一度もありませんでした。
2026年9月24日には、同じ順番で、トクマスの実際の画面を指でなぞって塗りました。その写真と動画も載せています(実際の画面で塗った記録)。
やり方
- 上の行から順に、1本ずつ「その行の数字の並べ方をすべて考え、どの並べ方でも同じになるマス」を決めます(重なり・合計・端・×の見方をまとめたものです)。
- 15本の行を見終わったら、今度は左の列から15本を同じように見ます。
- これを1周として、全部のマスが決まるまでくり返します。
人が解くときは、決まりそうな行から順番を変えて見ていきますが、ここでは数を比べやすいように、毎回すべての行と列を順に見ています。この手順はトクマスの推論プログラムで実行し、途中の盤面を記録しました。
実際の画面で塗った記録
上の「やり方」の順番どおりに、トクマスの画面で塗っていきました。9月24日に、カレンダーから9月20日の問題をひらいています。画面の操作は生成AI(Claude)が行い、スマートフォンと同じ大きさの画面で、マスを指でなぞって塗りました。答えをプログラムで書き込むことはしていません。人が考える時間のかわりに、行か列を1本見るごとに14秒ほどあけています。
動画は実際の画面をそのまま録画したもので(音は出ません。くり返し再生します)、赤い丸は指が触れている場所の目印です。手書き風の赤い文字は、あとから書き込みました。
はじめの画面
1周目・行:なぞってまとめて塗る
最初は上の行から順に見て、決まるマスを塗ります。つながったマスは、指でなぞると1回で塗れます。
1周目・列:×をつけ始める
列を見ると、「ここは塗らない」と決まるマスも出てきます。そういうマスには「×印」に切りかえて×をつけました。
ここで塗ったマスは94。途中の盤面の2枚目と同じ数です。ただし画面では、数字どおりに塗れた行と列に×が自動でつくので、×のついたマスは図より26多くなりました。
2周目から最後まで
| いつ | 塗ったマス | タイム |
|---|---|---|
| 1周目・行を見たあと | 54 / 123 | 1:32 |
| 1周目・列を見たあと | 94 / 123 | 3:30 |
| 2周目・行を見たあと | 100 / 123 | 6:11 |
| 2周目・列を見たあと | 115 / 123 | 8:23 |
| 3周目・行を見たあと | 122 / 123 | 10:04 |
| 3周目・列(最後の1マス) | 123 / 123 | 10:06 |
指でなぞったりタップしたりした回数は、全部で49回でした。225マスのうち、自分で塗った123マスと自分でつけた×のほかは、数字どおりに塗れた行と列に自動でついた×です。
完成して、色がつく
結果は、タイム10分6秒・まちがい0・ヒント0で、258ポイントでした(スコア180、ノーミス36、ヒントなし18、はやとき4、カレンダーの問題20)。15×15は11分より速く解くと「はやとき」が付くので、少しだけ付いています。タイムは、1本ごとに間をあけて操作したときのものなので、人が解く時間の目安にはなりません。
数字だけで決まる順番(途中の盤面)
図の濃い色のマスはそれまでに塗ったマス、緑はその回に新しく塗ったマス、赤い×はその回に新しく「塗らない」と決まったマスです。
1周目:行を見たあと(54マス)
最初の一巡では、数字の大きい行ほど多く決まります。15マスの行で「12」なら、どこに置いても真ん中の9マスは塗られます。逆に「2」や「3」のような小さな数字の行は、この時点では1マスも決まりません。
1周目:列を見たあと(119マス)
列にも「13」「14」のような大きな数字があり、さらに行で塗ったマスが手がかりになるので、列の一巡で決まるマスが大きく増えました。ここで初めて「塗らない(×)」マスも決まり始めます。
2周目:行を見たあと(175マス)
2周目:列を見たあと(207マス)
3周目:行を見たあと(223マス)→ 列を見たあと(225マス)
決まったマスの数の変化
| いつ | 決まったマス | 全体に対して | その回に増えた数 |
|---|---|---|---|
| 1周目・行を見たあと | 54 | 24% | 54 |
| 1周目・列を見たあと | 119 | 53% | 65 |
| 2周目・行を見たあと | 175 | 78% | 56 |
| 2周目・列を見たあと | 207 | 92% | 32 |
| 3周目・行を見たあと | 223 | 99% | 16 |
| 3周目・列を見たあと | 225 | 100% | 2 |
最初の2回(1周目の行と列)で半分以上が決まり、あとは少しずつ残りを詰めていく形でした。このうち塗るマスの数(54・94・100・115・122・123)は、実際の画面で塗ったときの「見つけたマス」とすべて同じでした。
ほかの問題ではどうか
トクマスのノノグラム144枚すべてで同じ手順を試すと、全部のマスが決まるまでにかかった周回(行と列を1往復で1周)は、10×10(96枚)で平均2.5周、15×15(48枚)で平均2.7周、いちばん多い問題で5周でした。どの問題も、途中で当てずっぽうが必要になることはありませんでした。
人が解くときのヒント
- 最初は大きな数字から: 1周目に決まったのは、ほとんどが大きな数字の行と列でした。
- 行と列を往復する: 行で塗ったマスが列の手がかりに、列の結果がまた行の手がかりになります。片方だけを見続けると止まります。
- ×をつける: 2周目からは「塗らない」と分かったマスが、ほかの行の置き場所を狭めてくれます。
- 自動の×にまかせる: トクマスでは、数字どおりに塗れた行と列の残りに×が自動でつきます。画面で解いたときは、指でなぞった回数は49回で済みました。